[編集部から]

2016年4月号 258号

(2016/03/15)

次号予告と編集後記(2016年4月号)

次号予告

2016年5月号
特集:「ガバナンス改革の進展と企業買収の行方」         
2016年4月15日発売予定

※内容は変更されることがあります。タイトルは仮題です。

編集後記


■先日、小中学生の春季剣道大会の審判をしてきました。市の武道館に約700人の小中学生男女が集い、8コートに分かれ、日頃の稽古の成果を競い合いました。審判は五段以上の大人が1コート3人で務めるのですが、子供たちの必死の一打を絶対に見逃すわけにはいきません。準決勝以上ともなると、親御さんたちの声援も凄いので盛り上がります。「面!、小手!、胴!」、そして、つばぜり合いと、子供たちの気合いに日本の将来も捨てたものではないという思いが込み上げてきます。年明けから、世界経済の見通しの厳しさが報道され、日本も日銀のマイナス金利政策導入でマーケットは乱高下、不透明感が漂いました。しかし、景気は“気”から、とも言います。新年度に入る企業も多いと思います。子供たちの気合いに負けないよう、我々大人も日本経済も踏ん張りどころです。(風)

■我が家のこの時期の悩みと言えばお雛様でした。かつての主流、7段飾りのお雛様は飾るのが大仕事。ひな壇を組み立て、総勢15体の人形に冠等の小物をつけ、一つずつ飾っていく。しまう時はこの逆の作業。30年間飾らずじまいでした。
そこで寄贈を考え、近所の保育園に尋ねると、金属の小物で子供が怪我をするからとお断り。雛祭行事で有名な自治体は寄贈手続きが大変。お雛様に申し訳ない年が更に続きました。
数年前、あるNPOからお雛様の寄附募集があり、すぐに書類にサインしました。お雛様は大事に軽トラに乗せられ、市役所のエントランスに飾られることに。その後も毎年飾られ、その評判を聞く度に嬉しくなります。
お雛様を人に譲ること、譲られることを嫌う向きもあります。けれど後生大事にしまい込んで駄目にしてしまうことも多いのでは?素材も技術も一流品が多い雛人形は未来に残すべき文化遺産だと思います。
お雛様に限らず、他にも大事にしているつもりが「もったいない」状態になっていることはありませんか?もうすぐ新年度。新たな価値観で物事を見直すには良い時期ではないでしょうか。(本)

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