[【クロスボーダーM&A】ベトナム投資の基礎知識 [ベトナムマーケット概要](ワールディング)]

(2018/10/03)

ベトナムの酪農業界

谷口 正俊(株式会社ワールディング 代表取締役社長)
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  先月8月、ベトナム乳業最大手のVINAMILKが、南部カントー市に約190億円を投資してハイテク農場を開発することがわかった。VINAMILKは、6000haの土地に最大2.2万頭の乳牛を飼育できる大規模な酪農場と加工工場を設置し、カントー市の既存の流通システムを利用して、製造から配送までに至るサプライチェーンを構築するという。

  ベトナム政府は、2001年に農村部の所得改善、国民の栄養改善などを目的とした10カ年計画「酪農振興計画」を実施し、乳用牛飼養頭数および生乳生産量を増加させてきた。ただ、ベトナムの酪農産業の規模は日本と比較するとまだ小さい。ベトナム国内のスーパーの陳列棚に乳製品が多く占められていることを見るとこの数字は意外だが、ベトナムは牛乳・乳製品の約8割を輸入原料に依存しているのが実態である。そのため…


株式会社ワールディング

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TEL:03-5361-6455

■筆者プロフィール
谷口正俊(たにぐち まさとし)
1973年イタリア・ローマ生まれ。
早稲田大学商学部卒業後、(株)ベネッセコーポレーション入社。
同社退社後、2000年7月「教育を通じてより良い世の中へ」と、教育関連企業(株)ウィル・シードを共同創業、代表取締役副社長就任。大手企業400社の人財育成支援及び、全国の小中学校に新しいタイプの体感型教育プログラムを提供。
同社副社長を退任後、2006年6月、(株)アクティブリッジの設立に参加。
7年に亘るベトナム事業展開の後、2013年3月、(株)ワールディングを設立。
日系企業のベトナム進出支援、ベトナム人材採用・育成事業を展開中。
日本とベトナムを往復する日々を送っている。

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