[編集部から]

2015年3月号 245号

(2015/02/15)

次号予告と編集後記(2015年3月号)

次号予告

2015年4月号
特集:「企業の成長戦略とCVC活用のポイント」       
2015年3月16日発売予定

※内容は変更されることがあります。タイトルは仮題です。

編集後記


■「本物は変わらない」。最近聞いた心に残った言葉です。「本物」とは「本当のもの、偽りでないもの、本格的であること」という意味ですが、日本には代々受け継いだ技術を守り、ものづくりをしている企業が数多く存在します。ストラディバリウスを修理する海外のある工房で、日本の小さな工場の職人が作ったノコギリが使用されているそうです。そのノコギリは何年使用しても全く切れ味が変わらず、工房の人たちにとって欠かせないものだそうです。日本の職人の技が世界の名器を支えているといっても過言ではありません。本物は世界でも認められます。日本には優れた技術を持つ企業が数多くあります。クールジャパン機構などを通じてそうした企業を世界へ発信し、認知してもらい、海外需要の獲得につながっていければと思っています。(礼)

■パリでのイスラム過激派による連続テロ事件の1つに、ユダヤ人向けスーパーの襲撃事件がありました。店員として居合わせたイスラム教徒の青年が今SNSで話題になっています。事件が起こった時、彼は店内にいたユダヤ人客15人を大型冷蔵庫に隠し命を救いました。しかし黒人の彼が店から脱出した際、警察はテロリストの一員と誤認し拘束しました。警察が間違いに気づいた後、彼は捜査に協力、店の見取り図を説明し事件解決の糸口となったそうです。不当な仕打ちを受けたにもかかわらず、「私たちは兄弟です。これはイスラム教、ユダヤ教、キリスト教の問題ではありません。私たちはみな同じ船に乗っているのです。」と語り称賛の声が広がっています。
世界中でグローバル化が進む中、様々な国籍、宗教の人たちと関わる場が増えています。職場や生活の中で難しい状況になることも多いと思いますが、互いを理解しようとする気持ちと寛容さが解決の大きな鍵ではないでしょうか。(華)

 

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