[マーケットを読む ～今月のM&A状況～]
2007年10月号 156号
（2007/09/15）
八月のＭ＆Ａ市場では、伊勢丹と三越の経営統合が発表され、百貨店業界再編の動きが加速した。また、介護報酬の不正請求が発覚し、引受先を探していたコムスンの施設介護事業は、ニチイ学館への売却が決定した。海外に向けては、三菱商事や丸紅が、天然資源事業に投資を行い、また、三井住友銀行や三菱ＵＦＪフィナンシャル・グループの、ベトナムや豪州の金融機関との資本提携が明らかになるなど、日本企業によるＭ＆Ａが、アジア、オセアニアなど、欧米以外の市場に広がりを見せている。
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［藤原裕之の金融・経済レポート］
