[マーケットを読む ~今月のM&A状況~]

2007年8月号 154号

(2007/07/15)

買収防衛策の導入が加速

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六月のM&A市場では、食品業界で、味の素によるカルピスの買収、クレジットカード業界で、三井住友フィナンシャルグループによる、オーエムシーカード(OMCカード)の株式取得などが相次いで発表された。海外に向けては、東京証券取引所が、シンガポール取引所(SGX)の株式を取得、また国内ファンドのロングリーチグループ(東京)が、台湾の安泰銀行の買収を発表するなどの動きが見られた。スティール・パートナーズによるブルドックソースに対する敵対的TOBは、同社の株主総会で新株予約権発行による買収防衛策が承認・可決され、東京地裁も容認した。買収防衛策を導入した企業は、〇七年上期で二〇二社と、〇六年通年の一五〇社を大きく上回り、買収防衛策導入の動きが加速している。

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