[M&A戦略と会計・税務・財務]

2007年7月号 153号

(2007/06/15)

第1回 M&Aにおける「のれん」の会計的考察

PwCアドバイザリー株式会社 マネージングディレクター、公認会計士 安田昌彦
  • A,B,EXコース

M&Aを戦略的に活用した企業経営は、大企業だけでなく中堅企業やオーナー企業にとっても当たり前の時代になってきた。しかし、M&Aは元々失敗のリスクも高く、流行だからといって安易に取り組むと、回収不能なほど高額な買収プレミアムを支払うこととなったり、買収後の事業統合に失敗したりしてしまう。M&Aがハイリスクの経営手法といわれる所以は、ディールの実行段階だけでなく、その前後の段階も含めて様々な課題に直面し、それらを解決していくことが求められるからである。これから半年にわたり、プライスウォーターハウスクーパースのプロフェッショナルがM&Aに係る様々なトピックについて、本紙面を借りて解説を加えていく予定である。第一回目として、本稿ではこの買収プレミアムに着目し、その結果として生じる「のれん」について会計的な視点も含めて考察する。

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