[M&A戦略と会計・税務・財務]

2008年2月号 160号

(2008/01/15)

第8回 M&A実態調査結果を踏まえたあるべきM&Aプロセスの提案

PwCアドバイザリー株式会社 マネージャー 米国公認会計士 左近靖二
  • A,B,EXコース

PwCアドバイザリー株式会社では、2年ごとに日本の全上場企業ならびに有力未上場企業を対象に
M&A実態調査を実施している。今回も2007年9月~10月にかけて2007年度の調査を実施した。
わが国のM&Aを取り巻く環境は日々複雑化・進化しており、我々は当該調査を通じて、
進化するわが国のM&Aの実態をモニターし、社会にフィードバックしていきたいと考えている。
連載第8回目にあたる本稿では、今回のM&A実態調査の結果から導かれる、多くの企業が現在抱えている
M&Aプロセスの課題を浮き彫りにしたい。そしてあるべきM&Aプロセスの構築に向けた提案を試みることとする。
その重要ポイントは、戦略的デュー・ディリジェンスとポストディール・マネジメントを通じた
シナジー実現とリスク最小化に集約されるであろう。

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