[M&Aの現場から]

2015年4月号 246号

(2015/03/15)

【マージャーマーケット】 世界65の拠点、約500人の記者がM&Aを中心としたインテリジェンスを提供

 水田 麻衣(Mergermarket部門 アジアパシフィック・エディター)
 畑 規恵(Dealreporter部門 チーフ・コレスポンデント)
  • A,B,C,EXコース

左から畑規恵氏、水田麻衣氏  マージャーマーケット・グループは、1999年にロンドンで戦略的M&A情報サイトとして設立された。英国のFinancial Newsにいた30代の営業マンとシニア・エディター及びシュローダー出身の投資銀行マンの3人がロンドンのドット・コム専門のプライベート・エクイティ・ファンド(New Media Spark)他数名の投資家から800万ドル(約9億円)の出資を受けてMBOで設立したのが始まり。

  その後、2006年8月、世界最大の出版社でフィナンシャル・タイムズのオーナーである英国のピアソンplcがマージャーマーケットを約2億ドル(約227億円)で買収。8年後の2014年1月にピアソンは、6億2400万ドル(約736億円)でロンドンのプライベート・エクイティ・ファンドであるBCパートナーズに売却した。売却額は当時のマージャーマーケットの営業利益の15倍。現在はBCパートナーズがオーナーになっている。同社の売上高は2006年から2012年の間に5倍強と大きく伸び右肩成長を続けている。

「日本に支局を設立したのは2005年9月です。同時に香港、ムンバイ、上海支局が設立されました。創業当初はヨーロッパが中心でしたが、2002年に米国に進出し、軌道に乗ってきたところで、いよいよアジアに展開をということで日本への進出を決断しました。2005年に3万だった世界のユーザー数は、現在ではその4倍以上に膨れ上がり、アジア地域だけで3万以上のユーザーがおり、契約更新率は95%です。ジャーナリストの数は2005年の120人から現在は世界65の拠点に約500人おります」と語るのは、畑規恵・・・

[最新記事] 【Acuris(アキュリス)】 グローバル金融メディア「Mergermarket(マージャーマーケット)」がグループ名を変更(2017年9月号)

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