[データファイル [注目企業のM&A戦略を追う]]

(2018/09/19)

エスフーズ

~M&Aにより川上から川下まで垂直統合のビジネスモデルで成長を加速~

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1.はじめに

  牛もつ加工品「こてっちゃん」で知られるエスフーズの業績が急拡大している(図表1)。2018年2月期の売上高は3164億円(前年比12.5%増)と、10期連続で増加。純利益も77億円(同19.4%増)で、6期連続で増加した。

  創業時は牛の内臓卸会社だったエスフーズだが、食肉の川上から川下まで積極的な垂直統合を進め、現在は家畜の生産から食肉卸売、食肉加工品製造、小売・外食までを手掛けて競争力の向上を図っている。商材も牛だけでなく豚や鳥へも取り扱いを拡げてきた。

  「バラエティーミート(※)世界一、食肉日本一」となることを掲げ、M&Aにより事業領域を拡大してきた同社のこれまでを振り返る(図表2)。

(※)バラエティーミート……牛や豚の食用の畜産副生物の総称。肝臓、心臓、舌、胃、腎臓、脳、胸腺、横隔膜、尾など。(公共財団法人日本食肉消費総合センターホームページより)




【図表2】エスフーズの主なM&A




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