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(2022/05/25)

ニトリホールディングス:エディオンとの資本業務提携で生活総合産業を制するか

マール企業価値研究グループ
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 2022年4月27日、ニトリホールディングス(以下、ニトリ)は家電量販店大手のエディオン(家電量販業界で第4位、21年3月期の売上高ベース)との間で資本業務提携を行うことを発表した。具体的には、エディオンの株主である住設企業LIXILから発行済み株式総数の8.6%(約102億円)を取得、それに加え市場から同1.4%分を買い付け、合計で10%の資本参加を目指す(株式取得後、ニトリはエディオンの第2位株主に)。発表資料によると、この提携で両社は互いの経営資源やノウハウを相互活用し、➀魅力的な店舗開発に向けた協働、②商品の相互交流と商品ラインアップ拡充、③EC事業でのシナジー創出、④物流ネットワーク及び設置サービス、アフターサービスネットワークの相互活用、⑤リフォーム事業、法人ビジネスにおけるシナジー創出、を通じて両グループの事業拡大を図っていくとのことである。

 ニトリといえば、20年にホームセンター大手の島忠を傘下に入れ、家具を中心とする住生活商品の拡充を推進中である。ニトリは手ごろな値段の家具を様々な生活シーンに取り入れてもらうべく事業を展開してきたが、

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