[M&Aスクランブル]

(2015/03/11)

エフィッシモによる敵対的TOBとスチュワードシップ・コード

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 Effisshimo Capital Management Pte Ltd(ECM)及び同社が運用するファンド等(以下「エフィッシモ」という)は、「純投資」の目的でセゾン情報システムズ(以下「セゾン情報」という)の株式を27.71%から33%まで買い増すために、TOB(株式公開買付け)を2015年2月10日に開始した。セゾン情報は当初、TOBに対する意見表明を留保したが、3月6日に意見表明報告書の訂正報告書を提出し、TOBに反対するとともに、株主による応募を推奨しない旨を表明した。対象会社の取締役会が賛同しない、いわゆる「敵対的TOB」である。

 MARR Onlineでは、この敵対的TOB開始に至る経緯について、M&Aトピックス「エフィッシモがセゾン情報システムズに対するTOBを開始(2月10日)、27.71%から33.0%へ」(2015年2月10日)で、マールM&Aデータベースから抽出した時系列データによって紹介しているが、本稿では、直近の「反対」の意見表明に至るまでの経緯につき、開示情報等も合わせ、改めて整理してみたい。

 

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