[M&Aトピックス]

(2021/09/16)

M&A支援機関の登録制度、登録状況の中間結果を公表

 中小企業庁は2021年9月13日、M&A支援機関登録制度の登録状況について、9月6日時点までに登録されたファイナンシャル・アドバイザー(FA)および仲介業者を公表した。登録制度の登録申請受付期間は9月21日までとなっており、登録要件の確認できたM&A支援機関について、最終結果として9月下旬に公表される予定である。

 今回公表された中間結果によると、9月6日までに登録されたFAおよび仲介業者は493件であり、このうち法人が405件と8割強を占め、個人事業主が2割弱の88件となっている。また、M&A支援機関の種類別では、M&A専門業者の仲介が154件、FAが117件と半数強をM&A専門業者が占めている。このほか税理士61件(12.4%)、公認会計士43件(8.7%)、地方銀行26件(5.3%)と続いている。

 なお、M&A支援業務の専従者数では、「0~2人」が294件と約6割を占めており、小規模のM&A支援機関が中心となっている。

 また、設立年代別では、「2010年代」が252件で半数を占め、設立から2年未満の「2020年代」も156件と3割強を占めるなど、登録事業者の多くが近年に設立されていることが見て取れる。

 今後の予定としては、登録申請受付の最終日である9月21日まで受け付け、登録要件の確認できたものについて、9月下旬ごろに登録状況が公表される予定だ。また、登録されたFAや仲介業者の検索が可能なデータベースについても10月上中旬頃を目途に公表する予定となっている。

■ 中小企業庁 M&A支援機関登録制度に係る登録ファイナンシャルアドバイザー及び仲介業者の公表(中間結果)について

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