[M&Aトピックス]

(2022/04/05)

アイ・シグマ・キャピタルの新社長に日野広隆氏が就任


 投資会社のアイ・シグマ・キャピタルは2022年4月1日、日野広隆氏が社長に就任したと発表した。

 アイ・シグマ・キャピタルは、丸紅の100%出資により2000年に設立され、丸紅が培ったファンド運営のノウハウを事業化してスタートした。丸紅グループの知見やグローバルなネットワークを背景に持つことが強みとなっている。

 特に、中堅・中小企業の事業承継案件や大企業のカーブアウト案件を手掛けるバイアウトファンド運営に強みを持つ。2022年4月4日時点での役職員数は24人。2019年にアイ・シグマ事業支援ファンド3号(318億円)を設立している。アイ・シグマ・キャピタルによれば、22年4月時点での累計出資金額(3号ファンド)は200億円を超えているという。

 アイ・シグマ・キャピタルは、事業承継問題に直面する中堅中小企業に対して、丸紅グループが持つ実業に根差した知見やグローバルなネットワークを有効活用しながら、経営インフラ整備やビジネスの強化策に対する支援に注力していく。中堅中小企業の課題解決や業績向上を図って、持続的成長への橋渡しをする役割をより強化していく方針だ。

 日野広隆新社長は、社長就任に当たって「ファンド運営事業活動を通じて、社会からその存在意義を認められ、共感・信頼される企業となることを目指したい」とコメントしている。


■略歴
日野 広隆(ひの・ひろたか)氏

1983年丸紅入社。同社財務部で主に資本市場関連業務に携わった後、同社内で金融事業の立ち上げに従事。プライベートエクイティ関連ビジネス、リースビジネス、証券業や保険仲介業などを手掛ける。2011年から2019年までは、金融保険事業、物流事業、情報産業、穀物食料事業、ライフスタイル関連事業、不動産事業などの営業企画業務の責任者として、多くのM&A案件や事業運営に関わる。2019年10月アイ・シグマ・キャピタル取締役ファンド・事業投資グループ長就任。2022年4月同社代表取締役(現職)。

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