[M&Aトピックス]

(2022/12/02)

2022年のIPO社数は112社の見込み~件数は好調も、IPOの小型化が鮮明に 上場を見送る動きも

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 東証の調べによれば、国内市場における新規上場(IPO)会社数の見込み数は112社(前年比▲24社)で、直近10年間では2番目に高い水準となりそうだ(12月2日時点、図表)。ただし、東証のプロ向け市場である「TOKYO PRO Market」への新規上場社数が21社あり、これを除くと、IPO社数は91社になる。

 金額ベースでは大型IPOが少ないのが特徴で、昨今の市場環境悪化を背景に、IPOの小型化が鮮明になった格好だ。東証によれば、2022年12月1日時点の調達額の合計は3357.2億円だった(21年は7706億円)。新市場区分が2022年4月4日より始動しているが、移行後の新規上場はプライム市場が2社、スタンダード市場が10社、グロース市場が61社となっている。

 マーケット環境の悪化を背景に資金調達環境に逆風が吹いている。上場を目指す企業が企図する資金調達が実現できず、IPOを当面延期する動きもみられている。

国内IPO件数の推移
暦年IPO件数
201358
201480
201598
201686
201796
201898
201994
2020102
2021136
2022112
(出所)東証

2022年のIPO一覧
上場日社名市場都道府県売上高
(億円)
純資産
(億円)
時価総額
(初値、億円)
2022/01/20(株)アンサーホールディングスTPM福岡13.63.27.3
2022/01/26ジェイレックス・コーポレーション(株)TPM東京162.382.852.4
2022/01/31(株)アスマークTPM東京25.64.011.0

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