[M&Aの現場から]

2021年9月号 323号

(2021/08/16)

【AT PARTNERS】ファンド・オブ・ファンズの運営だけでなく、事業会社の戦略リターンに直結するスタートアップM&Aのアドバイザリーサービスも提供

―― 1号ファンドはイスラエルのVC投資に特化

秋元 信行(代表取締役)
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秋元 信行氏

秋元 信行氏

 AT PARTNERSは、秋元信行氏と土佐林淳氏が2018年7月に設立したファンド・オブ・ファンズ。1号ファンドは、投資対象をイスラエルに特化して現地のベンチャーキャピタル(VC)への投資を通じて同国のスタートアップの情報を効率的に集め、日本企業との協業を橋渡しする。

 秋元氏は、1964年生まれ。87年NTT入社。99年からNTTドコモに。2000年ドコモ米国研究所COO。05年米ドコモ・キャピタル プレジデント&CEO。13年NTTドコモ・ベンチャーズ副社長。16年7月NTTドコモスマートライフビジネス本部グローバルサービス推進室長を経て、2018年7月AT PARTNERSを設立した。

 「私は、20年近くNTT及びNTTドコモのCVC(Corporate Venture Capital)でスタートアップ投資を担当してきました。この間、本社のバランスシートからの直接投資であったり、CVCという子会社のバランスシートからの投資、あるいはCVCと親会社で2人組合を作ってベンチャー投資を行うなど、さまざまな投資スキームを直接、間接に経験する中で、大手事業会社のCVCのそもそもの目的は何かについて、もう一度原点に立ちもどって考えてみたのです。スタートアップへの投資には、キャピタルゲインの獲得やベンチャーのコミュニティに自ら足を踏み入れてリレーションを作りたいとかさまざまな目的があります。しかし、最も重要なのは有望なスタートアップと一緒になって新しい価値を創り出すことで、投資はあくまで手段でしかないのです。

 マイナー投資を行っても

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