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2017年8月号 274号
（2017/07/18）
精密機器業界のM&Aが活発化している。2016年は62件で前年比8.7％増、金額合計は1兆129億円と、1兆円を超えた。キヤノンによる東芝メディカルシステムズの買収など、医療領域でのM&Aが活発化したほか、次世代事業の育成に向け、精密機器ベンチャーへの投資も増えた。今年も6月までで31件と前年同期を3.3％上回り、引き続き好調だ。日本メーカーが世界に誇ってきたデジカメや複合機などの事務機器は、スマホの台頭による急激な市場変化や成熟化によって苦境が続く。各メーカーは成長性の高い領域への事業転換を迫られている。
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