レコフデータは1985年以降のM&Aデータベースを構築しています

キーワード 一覧

[データファイル [注目企業のM&A戦略を追う]]

(2018/10/31)

朝日インテック  医療機器分野でグローバルニッチNo.1へ

~オンリーワン技術によりドメスティック企業からの飛躍~

1.はじめに

  世界の医療機器業界は、売上高上位10数位までを欧米企業が占めているのに象徴されるように、長年にわたって欧米の大手メーカーが主導してきた(図表1)。日本で使用されている医療機器についても欧米で開発されたものが大半を占めているのが現状だ。

  そのようなマーケットにおいて、小粒ながら高い技術力と明確な戦略に基づいて、ニッチ分野でグローバルに高い成長を実現してきているのが朝日インテックである。

  朝日インテックはカテーテル(PTCA)治療で欠かせないPTCAガイドワイヤーを主力とする。近年、外科手術に頼らないカテーテル治療がグローバル規模で伸びているとされるなか、同社は独自の技術力、素材からの一貫生産体制・試作対応力を強みに、急速に売上高を伸ばしている(図表2)。

  朝日インテックの2017年度売上高は501億円(前年同期比17.4%増)、当期純利益は100億円(同30.0%増)と、6期連続で増収、増益となった。心臓用のガイドワイヤーは世界トップシェアを誇るまでに成長し、2016年時点での市場占有率は、日本70%、欧州・中近東45%、米国24%、中国34%となっている。

  2018年8月には2019年6月期からの5カ年の新中期経営計画「ASAHI Road to 1000」を発表しており、「①グローバル市場の戦略的な開拓と患部・治療領域の拡大」「②グローバルニッチ市場における新規事業の創出」「③グローバル展開に最適な研究開発・生産体制の構築」「④持続的成長に向けた経営基盤の確立」の4つ基本方針を定めた。長期的な連結売上高目標を1000億円としており、これにつなげるマイルストーンとして同中期経営計画の最終年度である2023年6月期に800億円を達成することを目指している。

  これまで、M&Aにより独自のコア技術を強化・補完してきたほか、販売面では米アボット・ラボラトリーズとの提携などによりグローバル市場を開拓してきた(図表3)。ニッチトップ企業として成長を果たした朝日インテックのこれまでを振り返ってみる。



【図表3】朝日インテックの主なM&A



続きをご覧いただくにはログインして下さい

この記事は、無料会員も含め、全コースでお読みいただけます。
ご登録がお済みでない方は、「会員登録」からお申込みください。

マールオンライン会員の方はログインして下さい。その他の方は会員登録して下さい。

[無料・有料会員を選択]

会員登録

バックナンバー

おすすめ記事

M&A専門誌 マール最新号

株式会社レコフ 企業戦略に沿ったM&A実現をサポート
株式会社ワールディング
M&Aフォーラム
NIKKEI TELECOM日経テレコン
日経バリューサーチ

M&A専門誌マール

M&A専門誌マール

「MARR(マール)」は、日本で唯一のM&A専門誌で、「記事編」と「統計とデータ編」で構成されています。

レコフM&Aデータベース

レコフM&Aデータベース

「レコフM&Aデータベース」は、日本企業のM&Aなどどこよりも網羅的に、即日性をもって構築している日本で最も信頼性の高いデータベースです。

セミナー

セミナー

マールの誌面にご登場いただいた実務家、研究者などM&Aの専門家を講師としてお招きし、成功に導くポイント、M&Aの全体プロセスと意思決定手続き、実証研究から見た分析などについてご講演いただきます。

SPEEDA RECOF

SPEEDA RECOF

「SPEEDA RECOF」とは「レコフM&Aデータベース」と株式会社ユーザベースが開発・運営する企業・業界情報プラットフォームである「SPEEDA」がシステム連携します。

NIKKEI TELECOM日経テレコン 日経バリューサーチ

日経テレコン

2002年7月に、日本経済新聞デジタルメディアが運営する日経テレコンの「レコフM&A情報」を通じてM&Aデータの提供を開始しました。

M&Aに関するお問い合わせ、ご相談は
こちらからお気軽にお問い合わせ下さい。

お問い合わせフォーム