[編集部から]

2017年2月特大号 268号

(2017/01/19)

次号予告と編集後記(2017年2月号)

次号予告

2017年3月号
特集:「第三者委員会の現状と今後の課題」       
2017年2月15日発売予定

※内容は変更されることがあります。タイトルは仮題です。

編集後記


■関東地方で冠婚葬祭業を営む50代の経営者が、事業規模が同社より少し大きい近県の同業者に株式を売却、M&Aを実行しました。長年、夫人も手伝って事業を継続させてきましたが、人繰りには苦労し、時には社長自身が夜中に病院やお客様宅へ駆けつけていました。人手不足と、体力的に厳しくなって50代でのM&Aを決断したようです。経営者が60代、70代での事業承継M&Aは色々取り上げられていましたが、今やM&Aは、経営者の年代を問わず検討されています。一方で、百貨店にも出店していた食品店舗は、70代の経営者の熟練した製造手法を伝承できず、人手不足もあり廃業したとのことです。ただ、従業員は百貨店が雇用したそうです。外食や食品、介護、冠婚葬祭、物流業などサービス業では、人手不足による事業の拡大が難しくなっているようですが、雇用や技術の伝承も含めてM&Aによる事業継続の現場を改めて認識させられた二つの事案でした。(風)

■2016年1年分のM&Aデータを一挙掲載した「マール」2月特大号は、1カ月分を掲載する通常号よりも倍以上も分厚く、存在感があります。ここ数年はM&A件数も増加の一途なので、2月号も年々分厚くなっています。ページを繰ってみると、業界ごとに1年分のM&A案件の詳細データが時系列で一覧でき、昨年に起きたM&Aを巡る様々なドラマが思い出されます。1年間のM&A動向をまとめた「M&A回顧」も収録されているなど、M&Aの調査分析にはうってつけで、2月号から年間購読を始められる方も少なくありません。2月号だけを単冊で購入することもできます。一度、1年分のM&Aの「厚み」に触れて見られてはいかがでしょうか。(郁)

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