[編集部から]

2018年3月号 281号

(2018/02/15)

次号予告と編集後記(2018年3月号)

次号予告

2018年4月号
特集:「海外M&Aに伴う不正リスクの予防と対応の実際」

2018年3月15日発売予定

※内容は変更されることがあります。タイトルは仮題です。

編集後記


■私は営業担当として、日頃M&Aデータベースの検索方法について、問い合わせをいただきます。弊社のM&Aデータベースは、2006年にCD-ROMとして販売を開始しました。当初は、国内の事業会社同士のディール(IN-IN)についての問い合わせが多く、問い合わせの内容も、件数、金額の抽出方法など単純なものが大半でした。その後、対外投資(IN―OUT)に関する問い合わせが増え、アクティビスト系のファンドが活躍した時期には、防衛策データについての問い合わせも多くありました。最近は、投資ファンドのディールや事業承継のディールについての問い合わせが多くなり、問い合わせの内容も複雑なものとなっています。データベースへの問い合わせからも、日々変化するM&A市場の動向や成熟の過程を知ることができます。(重)

■先日、初めて香港を訪れました。
街を歩いて驚いたのは、「元気寿司」、「吉野家」などの飲食店の看板がたくさんならび、スーパーに行けば日本食はもちろん、国内でも売っているくまモンのイラストがパックにプリントされたイチゴまで売られていたことです。
その中でも一際目立ったのが日清食品の「出前一丁」。お店の棚には数多くの種類が並び、レストランでもメニューの一品として提供されていました。
日清食品ホールディングスは香港子会社の日清食品(香港日清)を通じて香港で事業を展開しています。2017年12月には同社を香港証券取引所に上場させるなど、香港をはじめ中国でのプレゼンス向上を目指す方針です。事業基盤の強化と拡大を図るために、同年3月に三菱商事の香港全額出資子会社で飲料、ソースなど仕入販売会社を買収するなど、M&Aも活用しています。
上場を機に、中国という大きなマーケットでのシェア拡大に向けた動きは本格化しそうです。(幸)

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