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[Webインタビュー]

(2018/12/19)

【第100回】【日本産業推進機構】約600億円の「NSSK II」と約60億円の「中部・北陸地域活性化」投資有限責任組合を同時に立ち上げた狙い

津坂 純(代表取締役社長)
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元TPGキャピタル日本法人の幹部を中核に設立

――  日本産業推進機構(NSSK)は、2014年11月、元TPGキャピタル日本法人代表の津坂純さんの主導のもとに、TPGキャピタル日本でそれぞれ副会長及びプリンシパルを務めた石田昭夫氏、徳山一晃氏、元スキャデンアープスのパートナー(NY州弁護士)渡邊健樹氏や日本GE社長を務めた伊藤伸彦氏が中心となって設立されたプライベート・エクイティ(PE)運営会社です。2017年9月、10月に相次いで約600億円の投資事業有限責任組合「NSSK II」(以下、NSSK II)と中部・北陸地域活性化投資有限責任組合(以下、中部・北陸投有責)を組成されました。その狙いは?

「日本企業は大きな転機に直面しています。財政・金融政策の大きな変化やそれに伴う景気や為替の変動や貿易摩擦、労働力不足等、日本企業を取り巻く経済環境には不確定要因が多く存在しています。そのような環境下において、慢性的な後継者不足、事業承継・相続問題、経営管理手法やガバナンス、コンプライアンス体制の改善の必要性、市場環境変化への対応能力の欠如や経営ネットワーク不足(国内、海外)を背景とした経営革新能力や研究・商品開発能力の不足など、企業の経営者を悩ませる多種多様な課題が存在しています。

  また、関東一極集中の動きが加速を続けるなかで、拡がりをもったより広範な経済活性化の必要性が高まると同時に、事業の国際化の流れを受けて、地場産業のあり方なども見直しの必要性に迫られています。日本の人口は減少傾向にありますが、海外からの来日観光客の増加や、外資系企業の招致など国内消費人口を増加させる働きかけやそこから創出される需要を事業機会として獲得する動きが必要とされつつあります。女性の活躍の場ももっと広げる必要があります。

  NSSKは、TPGキャピタルというグローバル・エクセレント・カンパニーで培った業務改善の知見や人材プール、教育システム、グローバル・ネットワーク、投資家としての出資先企業選定・投資判断力などを活用して、潜在力の高い日本の魅力的な企業を対象に、企業・株主価値の向上及び雇用機会の創出を含めた日本全体の経済発展に資する投資と具体的な経営支援を実行していきたいという理念で設立しました」

NSSK Iで実績を積む

「2014年にNSSKをスタートさせた時に設立した1号投資有限責任組合は、当社のメンバーと個人投資家の出資によって立ち上げ、2件の投資を行いました。1件は、室内遊園地(インドア・プレイグラウンド)事業を展開するユーエスマート(本社:三重県伊勢市)の事業承継案件、2件目は、同じく三重県伊勢市に本社を置く夫婦岩パラダイスの、名古屋鉄道グループからのカーブアウト案件です。創立の中核メンバーはTPGキャピタルというグローバルカンパニーの出身でしたから、投資家の皆さんに日本の比較的小型案件への支援実績を見ていただく必要があったのです」

600億円を超えるオファー

――  NSSK IIは、目標の600億円を超えるオファーがあったと聞いています。

「国内はもとより、北米、欧州の多様な投資家より目標総額を超える額をコミットしていただきました。特に…


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