[M&Aスクランブル]

(2019/01/17)

なぜ事業承継のM&Aは「仲介」が多いのか

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  事業承継のM&Aは活況です。2018年のM&A件数は3850件と史上最高を更新しましたが、下図が示すように件数増加の牽引役は事業承継M&Aとベンチャー投資です。


 ※レコフ調べ

  未上場企業が当事会社となる事業承継M&Aにおいては上場企業のM&Aと比較して、M&A専業会社や地域金融機関が「仲介」で進めるケースが多く、まずは、その理由を解きほぐしてみます。

  仲介と対峙する役割はフィナンシャル・アドバイザー(FA)であり、その比較表は次の通りです。


※「仲介」「FA」という役割が、日本のM&A史に登場し浸透していった経緯は、MARRの記事2016年4月13日「M&Aデータから2つの市場を見る―その発展の歴史的な考察―」を参照してください。

  仲介は買手・売手間の案件成就を目的とし、FAは片方(売手または買手)の経済価値を最大化することを目的としていて、FAの重要な役割には、取締役の株主に対する善管注意義務を担保することが含まれています。

  善管注意義務に関していえば…


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