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(2019/09/18)

ドラッグ業界再編の可能性高めるココカラファイン、マツキヨ統合の動き

マール企業価値研究グループ
 2019年8月14日、大手ドラッグストアのココカラファインは、競合大手のマツモトキヨシHD(以下、マツキヨ)を単独交渉相手として経営統合に関わる協議を開始すると発表した。発表資料によると、「(ココカラファインの)経営課題を克服する解決策として他社との統合が適切であり、より大きなシナジー効果が期待でき、株式価値を最大化できるとしてマツキヨを選択した」としている。仮に交渉が順調に進み、両社の経営統合が実現すると合計売上高は1兆円に迫ることになる(19年3月期の両社の売上高:ココカラファイン4,005億円、マツキヨ:5,759億円の単純合計)。これは大手百貨店、三越伊勢丹HDと遜色ない規模となる。また、店舗数も3,000店舗超えと現在トップのツルハHDの店舗数を1,000店上ることになる。これまでこの業界の1~5位までの売上高は過当競争(18年度に国内ドラッグストアは2万店超え)もあって5,000億円~8,000億円でひしめき合っていたが、経営統合実現の暁には頭一つ抜き出た売上高でトップに躍り出ることになるわけだ。

 売上高規模でココカラファインは以前から業界の低位に甘んじており、人口減少が進み、業界の競争環境が厳しくなる中(直近の報道では、大手ドラッグストア10社の19年度新規出店数は前年度比横ばいとなる見通しで都市圏市場は飽和状態)で手を拱いていればジリ貧が避けられない状況であった。確かに現時点では得意の調剤業務の高収益率が支えとなっているが、事態を放置すれば売り上げ減少...


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