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(2018/04/10)

攻勢に転じる重厚長大企業、新日鉄住金

 マール企業価値研究グループ

  日本企業による中期経営計画の発表が注目される時期となってきた。大手企業を中心に今後3年程度の成長戦略などが市場の評価にさらされることになるが、典型的な重厚長大企業である新日鉄住金のかなり積極的な経営計画は興味深い。

  同社は3月2日に18~20年を対象期間とする中期経営計画を発表した。この計画では海外戦略の転換や粗鋼生産量の回復などが主要ポイントとして掲げられているが、特に注目したいのが海外戦略の転換。海外でのM&Aを駆使して、鉄鋼の上工程(半製品である粗鋼を製造するプロセス)能力を拡大・確保する戦略である。実際、今回発表された経営計画では20年度までの3年間で、M&Aを含めた事業投資にこれまでの3年間(15~17年度)の倍に相当する6000億円を投じるとしている。これまでは中国を中心とした鉄鋼生産拡大で世界的な鉄鋼需給が緩み、海外での拡大戦略に対して同社はどちらかといえば消極的であった。しかし、新興国などでの鉄鋼需要の持続的拡大や中国における産業の構造改革の一環としての鉄鋼生産能力の削減の動きなどを受け、鉄鋼市況も回復してきた。成長が期待できる需要地で上工程能力を充実させる方針に大きく舵を切ったわけである。

  最近明らかになった、アルセロール・ミッタル(2006年にオランダのミッタル・スチールとルクセンブルクのアルセロールの経営統合によって誕生した世界最大の鉄鋼メーカー)とのインドEssar Steel(エッサール・スチール)に対する共同買収提案(*)は経営計画に沿った具体的戦略のひとつだろう。Essar Steelは…


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