[マールレポート ~企業ケーススタディ~]

2014年7月号 237号

(2014/06/15)

グラス・ワン・テクノロジー ――日本発のタッチパネル加工技術で「技術大国日本」の復興を志す

  • A,B,EXコース

日本に工場を構えても十分勝負できる!

  スマートフォン、タブレット端末の急速な普及によりタッチパネル市場が急速に拡大している。このタッチパネルの加工分野で、独自の技術によって従来の技術では難しいとされていた歩留率の向上とコストダウンを同時に実現させることに成功し、リコー子会社のリコー計器佐賀工場を買収するなど積極的な生産体制拡大策を打ち出して注目されているベンチャー企業がある。2013年3月に創業したばかりのグラス・ワン・テクノロジー(以下グラス・ワン)がそれだ。

  タッチパネル世界市場は、12年に前年比46.5%増の11億2395万枚、金額にして同49.9%増の5265億円となっているが、さらに17年には12年比72.7%増の19億4160万枚、金額で68.1%増の8853億円と予想されている。しかし、加工工程のほとんどが中国、台湾をはじめとした海外メーカーに占められており、日本の加工メーカーは海外勢の後塵を拝しているのが現状だ。それだけに新たな技術を引っ提げて登場した日本のベンチャー企業、グラス・ワンが注目されている。
 

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