ソフト・情報が激減。ライブドア事件などの余波
新興市場に上場する企業が当事者となるＭ＆Ａが減少している。１－３月期は１５4件で、前年同期比４3件、２1．8％の減少となった。うち、新興企業が買い手となる件数は１０５件、公表金額合計は５６９億円と前年の１１８８億円からほぼ半減した。大企業のＭ＆Ａが本格化し、全体金額が増加するなかで、シェアを１．５％まで落としている。中でも、これまでの牽引役だったソフト・情報が激減している。かつての常連企業のうち、Ｍ＆Ａで広げ過ぎた事業の再構築に専念しているところも多い。ライブドア事件など不祥事の余波が尾をひいているようだ。
（レコフ 吉富 優子）
