[マールレポート ~企業ケーススタディ~]

2008年8月号 166号

(2008/07/15)

M&Aで体制を整備 プロダクションプリンティング市場への本格参入でゼロックスを追撃するリコー社長・近藤史朗

編集委員・池田耕造
  • A,B,EXコース

今年4月からスタートした第16次中期経営計画。目玉となる新たな成長分野への攻勢に自信を見せる。

IBMプリント事業の買収
今から約一年前の二〇〇七年六月、IBMとリコーによる共同出資会社インフォプリント・ソリューションズ・カンパニー(以下インフォプリント)が営業を開始した。インフォプリントは、リコーグループの強みであるハード・ソフトの開発力、生産力とIBMの持っているサービス、ソフト、ITソリューション力を融合することを目的にIBMのプリンティング・システム事業部をそっくり引き継ぐ形で設立された。通常のジョイントベンチャーと異なるのは、リコーの出資比率が当初は五一%だが、三年間で段階的に出資比率を増やし、最終的には一〇〇%出資という形にするという点である。
 

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