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2009年2月号 172号

(2009/01/15)

日本とアジアのクロスボーダーM&A動向(2)

  • A,B,EXコース

 対日が初めて4割超える。対アジアは大型化

日本企業が買い手、売り手いずれかの当事者となるアジア地域のクロスボーダーM&Aは、2008年は191件と、07年の197件から6件、3.0%の減少となった。日本企業による対外(アジア)投資(IN-OUT)が113件と、前年比8件減少したためだ。しかし、第一三共による印ランバクシー・ラボラトリーズの買収など大型投資が相次ぎ、金額総額は1兆3656億円と、初めて1兆円を超えた。一方で、アジア各国の対日投資(OUT-IN)は78件と、急増した07年の76件を上回り、初めて全体の4割を超えた。買い手の主体は、事業会社が増加しており、協力して事業拡大を目指す動きもでてきている。米金融危機による世界的な景気減速のなかで、競争力強化に向け、日本とアジアのM&Aによる相互補完の動きが本格化しそうだ。

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