[マールインタビュー]

2009年12月号 182号

(2009/11/15)

No.117世界的なメディア傘下で名門出版社の生き残りと改革を率いる

アシェット婦人画報社イヴ・ブゴン社長
  • A,B,EXコース
住友商事との提携
――どうして住友商事から出資を受け入れたのですか。
「ここ一〇年ぐらい、当社も出版社の柱である販売収入、広告収入とも下がり続けています。一部の雑誌を休刊したり、組織の再構築をしたりしてきましたが、出版業だけで戦っていると、会社が生き残る道はない。新規ビジネスを展開させないとだめだとの結論に至りました。それは何かというと、我々の雑誌のコンテンツを生かした物販です。我々は日本で『エル・ジャポン』などファッション系の雑誌を発行しています。中でもエルは約一〇万部の紙媒体のほか、デジタル版のエル・オンラインがあります。こちらには月間一三〇万のユーザーがいて、年々増えています。エルはモード系女性誌で、幅広いコンテンツをもつブランドです。そのため、仕事をしながら活躍する女性に人気があります。『あっ、これが、欲しい』と思えば、インターネットですぐに購入する〝アマゾン世代〞です。そこに目をつけ、我々もEコマースで、収益拡大を図ることを考えました。それが、エルの世界観でセレクトしたオンラインショップです。婦人画報社の時代から通販は行っていたのですが、ネット時代にふさわしいスタイルにしたのです」

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