[データを読む]

2010年5月号 187号

(2010/04/15)

中国企業の対日M& A 動向

  • A,B,EXコース

OUT-INの3割。技術、ノウハウ獲得に向け、本格化 

中国企業による日本企業へのM&A件数が増加している。1-3月は9件と、M&A全体が未だ低調のなかで、前年同期の6件から3件、50%の増加となった。リーマン・ショック以降、欧米からの対日投資が激減しているため、OUT-IN全体に占める割合は27.3%と約3割まで上昇している。なかでも、日本の成熟した技術、ノウハウの獲得を目的としたM&Aが本格化してきた。M&A形態は、上場企業に対しては「資本参加」「出資拡大」、未上場企業、海外法人に対しては「買収」「事業譲渡」が主流で、使い分けているようにもみえる。日本企業のなかには、中国マーケットの獲得を目指し、積極的に中国資本を受け入れるケースもでてきた。今後ますます活発化しそうだ。(レコフデータ 吉富 優子)

 



 

この記事は、Aコース会員、Bコース会員、EXコース会員限定です

マールオンライン会員の方はログインして下さい。ご登録がまだの方は会員登録して下さい。

バックナンバー

おすすめ記事

アクセスランキング