[視点]

2010年7月号 189号

(2010/06/15)

「会社は株主のもの」の意義

中央大学法科大学院 教授 大杉 謙一
  • A,B,EXコース

 

はじめに
世界金融危機をきっかけに、そしてわが国では政権交代というイベントがあって、「会社は株主だけのものではない」「従業員は、少なくとも株主と同ランクに位置づけられるべきである」との論調がわが国では高まっている。しかし、標準的な会社法のテキストはいずれも、会社は出資者(株主)のものであり、出資者が会社の運営を支配するとともに、出資者が事業活動から生じる利益の帰属者になる、と明言している。
果たして、会社法の標準理論は時代遅れなのだろうか。

この記事は、Aコース会員、Bコース会員、EXコース会員限定です

マールオンライン会員の方はログインして下さい。ご登録がまだの方は会員登録して下さい。

バックナンバー

おすすめ記事

スキルアップ講座 M&A用語 マールオンライン コンテンツ一覧 MARR Online 活用ガイド

アクセスランキング