はじめに2008年9月以降の金融危機は、日本企業も世界経済の動きと無関係ではいられないことに対する警鐘であったかもしれない。以来、通貨危機、不動産や信用バブルの崩壊による危機が相次ぎ、金融機関に対する健全化規制をはじめとしてグローバル化時代に相応しい規制強化が進められている。企業情報の開示もあきらかに投資家保護の方向へと加速化している。