[マールインタビュー]

2010年11月号 193号

(2010/10/15)

No127 創立100年、地域の足を守りながら東京資本の地元デパート再生も支援

両備グループ 小嶋 光信 代表
  • A,B,EXコース
岡山高島屋への出資
--岡山高島屋への出資が話題を集めました。
「私どもは、岡山高島屋さんができてから30年以上のお取引があります。個人的にも鈴木弘治社長とは高校時代からの友達です。昨年、『小嶋君、ちょっと話がある』といわれたとき、ひょっとすると閉店するんじゃないかと思いました。というのも、岡山高島屋は経営不振で、以前津山も閉店しています。三越も倉敷から撤退しています。それで『地域密着でやりたい。出資して経営の手伝いをしてくれないか』と言われたとき、実のところほっとしたわけです。だって、商社なども広島に支店を移している。県庁所在地で政令指定都市の駅前一等地にある岡山高島屋がつぶれたら、いよいよ滅びゆく地方です。単純に百貨店がなくなるという以上に、地域の盛衰に関わる事柄です。念のため、100人ほどの人に聞いてみたのですが、皆さん、岡山高島屋さんに元気でいてほしい、中心市街地の活性化に欠かせないと仰る。地域をしっかり守っていくことが、公共交通を中心に発展してきた両備グループの使命です。それで、出資を決めたのです」

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