[マールインタビュー]

2011年7月号 201号

(2011/06/15)

No134 商社マンの国際経験をいかし、日本の会計制度のグローバル化を率いる

住友商事 島崎 憲明 特別顧問(IFRS財団トラスティー)
  • A,B,EXコース

IFRSがなぜ日本に必要か

--IFRS(国際会計基準)がなぜ日本に必要ですか。
「一つは、日本の資本市場の国際競争力を強化し、日本に内外の資金を呼び込むためです。会計基準は、経済、金融・資本市場インフラの一つです。日本の会計基準は、欧州から同等性の評価を得ていますが、既に100カ国以上で使われているIFRSを採用(アドプション)することによって、日本の資本市場が名実ともに国際的な市場と認めてもらえるようになると思います。もう一つは、日本の企業がグローバル化していく中で、IFRSが企業を経営していく上での重要なツールになるという点です。
各国にある子会社の会計基準が統一されれば、グループ全体の連結決算や経営管理を行う上でも、グローバル展開の基盤整備に繋がります。つまり、国家的レベルと個別企業的レベルの両面からIFRSが日本に必要だと思います。この考え方の基本は、日本経団連が2008年10月に発表した提言で示しています。それから3年近くなりますが、ますますその必要性が高まっています」

この記事は、Aコース会員、Bコース会員、EXコース会員限定です

マールオンライン会員の方はログインして下さい。ご登録がまだの方は会員登録して下さい。

バックナンバー

おすすめ記事

スキルアップ講座 M&A用語 マールオンライン コンテンツ一覧 MARR Online 活用ガイド

アクセスランキング