[【小説】経営統合の葛藤と成功戦略]

2011年11月号 205号

(2011/10/14)

第29回 『親会社の明確な意思』

文 デロイト トーマツ コンサルティング 神山 友佑
  • A,B,EXコース

システム統合を巡る対立から合併交渉は暗礁に乗り上げていた。白紙になるのを何とか回避しようと、山岡ファイナンスサービス社と渋沢ファイナンスコーポレーション社の両事務局長は、親会社の介入による事態打開を図ることとなった。山岡FS社事務局長である松尾明夫は、親会社からの出向役員である宮之前謙二郎に根回しを行い、実質支配権を有する総合商社にうまくアプローチできるように取り計らっていた。

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