[産業構造の変化に対応するM&Aの実務]

2012年9月号 215号

(2012/08/15)

第3回 医薬品業界 ― Pharma 3.0時代のM&A

島田 英海(アーンストアンドヤング・トランザクション・アドバイザリー・サービス ディレクター)
  • A,B,EXコース

医薬品業界は、人口構造の変化、研究開発の効率低下、特許切れ、ジェネリックの普及、医療保険の改革、医療費抑制などの様々な要因を背景に急減に変化しており、ビジネスモデルの再構築が進んでいます。アーンストアンドヤングでは、医薬品業界のこのような変化について、Pharma 1.0ブロックバスター、Pharma 2.0多角化、Pharma 3.0 健康管理 と名付けて、その業態の発展の過程を分析しています。本稿では医薬品業界の発展段階について検証し、新興国医薬品市場の市場拡大の動向を見ていきます。さらに、国内外の主な医薬品業界のM&A取引の事例から、今後の医薬品業界のM&Aの傾向を掴みたいと思います。実務面では医薬品業界の事業価値評価の流れと課題について取り上げて、環境変化に対応したM&A実務の必要性について述べます。

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