M&A専門誌マール 2016年10月号 264号(2016/09/15発売)

特集: 伊藤レポートと2つのコードのインパクト~伊藤邦雄教授が語るガバナンス改革の現状と課題

伊藤レポートが公表されて2年、コーポレートガバナンス・コード(CGC)とスチュワードシップ・コード(SC)によるコーポレートガバナンス改革の流れが本格化して1年が経過した。社外取締役の複数導入など、CGCに対して一応の形を整えたという会社も少なくない中、ガバナンスの質が問われる段階に入ったようだ。そこで、一連の改革の起点となった伊藤レポートの生みの親であり、一橋大学CFO教育研究センター長である伊藤邦雄教授に、日本企業のガバナンス改革の現状と課題について語って頂いた。伊藤レポートと2つのコードは日本企業をどう変えるのか。セブン&アイホールディングスの人事に関する一連の事件の中で同社の社外取締役で指名・報酬委員会委員長として何を基準に判断したのか、その教訓は何か。投資家との対話はどう変わるのか。日本企業のM&Aに与える影響とは。そしてガバナンス改革のカギを握るCFOの役割は。CFO人材の育成が大事と語る伊藤教授にじっくりお聞きした。

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