想定受講者は、事業会社においてM&Aに関係する部署(経営企画、事業企画、財務、法務、人事など)の方や、M&Aアドバイザー、弁護士、公認会計士、税理士などの専門家(受講制限有り)の方です。
本講座はより実践的なテーマを取り扱っており、新型コロナ禍での実務を含め、M&Aで実際に直面する課題を解決する助けになります。
M&A実践実務講座を受講済みの方、これからM&Aに取り組もうとされている方にとっては、実際に現場で起こる論点を事前に整理することができるメリットがあります。これまで学んだ内容と実務のギャップに悩んでいる方にとってもおすすめです。
(MALPで提供する講義のキーワード)
- M&Aプロジェクトを推進するリーダー育成、組織でのノウハウの蓄積
- 海外M&AとPMI
- 実践的なM&A法務
- 海外M&A法務
- 事業再生M&A
- イノベーションを取り込むベンチャーM&A
MALPは単科受講であり、1講義から参加可能ですので、ぜひご参加ください。オンライン化に伴い原則レクチャー形式となっており、リモートワークでも気軽に受講できます。(※詳細は
パンフレット又は
こちらをご覧ください。)
M&Aは、知識・ノウハウについて求められる範囲が広いことが特徴です。
事業会社など当事者の立場で初めて案件に関与するときは、本当に大変です。最初の1件目は、誰もが次に何をやるか具体的に分からない状態のままプロジェクトに入ります。しかも案件の進行スピードが早く、待ってくれません。
ここで重要なのは、「こういう論点や、こういう視点、こういうプロセスがあるんだ」と個人や組織の中でマッピングしていくことだと考えています。例えていうなら目次を作っていくことです。
外部専門家も活用する必要があります。でも外部専門家を活用するにも、何を依頼すればよいか分かっていなければなりません。例えば、自社ではクロスボーダーM&Aはやらないから知る必要はない、と考えていても、買収する国内会社が重要な海外子会社を持っていればその論点を理解した上で外部専門家に依頼する必要があります。
組織としても個人としてもM&A全体をよく理解するには、企業評価・DDなど、一部分の経験ではなく、どんなに小さい案件であってもクロージングやPMIまで通しての経験が必要になります。それは部分が全体に影響を与えるということを実感するからです。
自分の専門分野・担当分野ではないことも、少なくとも早いうちに知っておくと理解が深まっていきます。会社内でいえば、様々な部署の方が、自分の担当以外の分野も知ることがシナジー効果のように全体の理解を押し上げるものと考えています。
要するに、最初から具体的なテーマで全体を把握してから、個別に降りてくるという方法が有効です。本講座はより実践的なテーマを扱います。皆さんに有効活用して頂きたいと考えていますので、ご参加をお待ちしております。
M&A人材の育成に関する過去の記事は、以下をご覧ください。
▼参考記事
[M&Aスクランブル] (2019/09/03)
[M&Aスクランブル] (2019/10/28)