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(2021/12/01)

イオン:キャンドゥ買収で総合小売業の地歩を固めるか

マール企業価値研究グループ
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 総合小売業のイオンが、小売業市場での一層の飛躍を目指して攻勢をかけている。同社は2021年9月に、傘下のマックスバリュ西日本(スーパー)が同業の大手スーパー、フジと経営統合すると発表し、両者の将来的な合併予定を発表した。そして、10月14日には100円ショップの大手であるキャンドゥに対するTOBを公表した。イオンのリリースによると、同社は2回に分けてキャンドゥ株式の51%を取得、連結子会社化する方針である。キャンドゥの創業家とは既に19.86%の持ち株売却で合意していることから、比較的スムーズにTOBが進行すると思われる。予定では21年末までには株式買い取りが終了するとみられるが、キャンドゥはそのまま東証1部での上場を維持するという。

 子会社化されるキャンドゥは100円ショップ業界ではダイソー(非上場)、セリア(JASDAQ上場)に次ぐ大手の一角で、21年9月末時点で全国に1155店舗を展開している(全体の1割程度をイオングループ内に出店)。同社自体も関西地域の100円ショップを相次いで買収して規模を拡大させてきた経緯がある。キャンドゥの特徴として、店舗自体が比較的小規模なものが多く出店に際して柔軟に対応しやすいことや、標準的で奇をてらわない消費者が購入しやすい商品が多いことなどが挙げられている。...

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