ユニバーサル マテリアルズ インキュベーター(UMI)は、2015年10月木場祥介氏によって設立されたベンチャーキャピタル(VC)。
木場氏は、早稲田大学大学院理工学研究科、東京農工大学大学院生物システム応用科学府修了(博士<工学>)。豊田通商に入社後、トヨタ自動車出向を経て、機能性材料分野における新規事業の立ち上げと素材系ベンチャー企業への投資、グローバル展開支援に従事。2012年に産業革新機構(現・INCJ)に転じ、素材・化学チームを立ち上げ、産業革新機構在籍中にUMIのコンセプトを企画し、UMIを設立した。
「素材・化学に特化したVCというアイデアは、豊田通商時代から考えていました。バンクーバーを本拠地とし、シリコンバレーを含む北米で素材・化学分野に特化して投資しているVCのPangaea Venturesがあり、豊田通商が新技術の発掘のためLP出資していました。三菱ケミカルや日東電工など日本企業も投資している有力VCです。
私は、大学時代からインキュベーションやテクノロジーの創出に関連した仕事をしたいと考えており、豊田通商はテクノロジーに強い商社ということで入社しました。入社後、トヨタ自動車にエンジニアとして出向するプログラムを経て、トヨタ系の素材ベンチャーに出向し、マーケティングやグローバル展開支援を行いました。この間に博士の学位を取得、Pangaea Venturesに出会い、素材・化学に特化したVCを日本でも立ち上げたいと考えたのです。
この構想を豊田通商内のビジネスモデルコンテストへ応募したところ、