[M&A用語]

のれん

英語 :Goodwill

M&Aにおける“会計上の”「のれん」とは、買収対価(株式譲渡であれば株式取得金額)と、対象会社を親会社の連結財務諸表に受入れる際の時価純資産との差額として計算される勘定科目をいう。

買収の意思決定(株式譲渡の場合)
 
対象会社BS
資産簿価負債簿価  
簿価純資産 

合意した株式価値
(株式取得金額)
+α  
DCF法や類似会社比較法などを基礎として当事者間の交渉で合意
親会社の連結財務諸表への受入れ

識別可能な資産・負債を、BSに計上されていない無形資産を含めて公正価値(時価)に評価して親会社連結BSに受入れる必要がある

株式取得金額と、識別可能な資産・負債を時価評価した後の純資産との差額をのれんとして計上

※無形資産を含めて時価評価してもどこにも割り振れない残額が「のれん」
対象会社BS   
資産時価
(固定資産等の時価評価も)
無形資産
負債簿価
(評価差額や繰延税金負債の増加も)
  
 

時価純資産 

株式取得金額
のれん  

用語カテゴリー:

更新日:2023年05月18日

関連記事

キーワードを入力して探す

カテゴリーで探す

五十音順で探す

※追加や必要な用語がございましたら、こちらまでご連絡ください。弊社で検討の上、反映させていただきます。