[M&A用語]

ロックド・ボックス方式

英語 :Locked Box Mechanism

ロックド・ボックス方式とは、対価の調整方式の一つで、クロージング日以降に確定した財務数値に基づく事後での対価調整を行わず、(契約締結日やそれ以前の)一定の基準日時点における対象会社の財産を固定して対価を決定する方式をいう。契約締結日からクロージングまでの期間について、譲渡対価の基礎となる企業価値が変動しないように、通常と同じ過程で業務を運営することや、許容された事項以外に財産が外部に流出しないこと等のコベナンツを設定し、譲渡対価の基礎となる企業価値が変動しないように措置される。M&Aにおいて、ロックド・ボックス方式が用いられる理由は、クロージング日以後の価格調整手続きが不要で決済が速やかに完了すること、対価の変動を排除できることなどが挙げられる。

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更新日:2018年04月01日

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