[M&A用語]

Ordinary Course of Business

英語 :Ordinary Course of Business

略称 :OCB

Ordinary Course of Business(OCB)とは、通常の事業過程(その他、通常の事業運営、通常の営業行為の範囲など)を意味し、一般的な契約実務においてよく用いられる用語である。

M&A契約での典型的な規定例としては、例えば株式譲渡契約や事業譲渡契約における売主及び対象会社のクロージングまでの誓約事項において、「契約締結後クロージングまでの間、対象会社、対象事業及び対象資産を従前と同様に通常の事業運営に従って (in the ordinary course of business) 運営すること」を規定するものが挙げられる。

その他表明保証や価格調整、誓約事項において、日常の事業運営が流動的であることから、詳細な契約を書くことができない場合など、その除外規定として用いることもある。例として、「新たに債務を負担しない。但し通常の事業運営によって発生する債務は除く」、「設備投資を行わない。但し従前と同じ事業運営の範囲での設備投資は除く」などが挙げられる。その他M&A契約や買収ファイナンス契約その他関連契約において様々な規定で使用される。

用語カテゴリー:

更新日:2018年04月01日

関連記事

キーワードを入力して探す

カテゴリーで探す

五十音順で探す

※追加や必要な用語がございましたら、こちらまでご連絡ください。弊社で検討の上、反映させていただきます。

スキルアップ講座 M&A用語 マールオンライン コンテンツ一覧 MARR Online 活用ガイド

アクセスランキング