[M&A用語]

ガン・ジャンピング

英語 :Gun Jumping

M&Aにおいて競争法(独占禁止法)に関係する論点の一つである。ガン・ジャンピング(Gun Jumping)とは、陸上競技でいうフライングを意味し、M&Aにおいては、企業結合が実現する前の段階において、当事会社同士が行う情報交換や事業活動が、競争法違反の問題を引き起こす事態の総称をいう。
一般的に、各国の競争法は競合する企業同士が協議して競争を制限することを禁止している(いわゆるカルテルの禁止)。また、M&Aによる一定の企業結合については、法令上の禁止期間を設け、当該企業結合が競争法上問題無く実行可能な状態になるプロセス(クリアランス)を得ることを求めている。
M&Aにおけるデュー・ディリジェンスやインタビュー、事業に関する協議などを含む情報交換や、クロージングに先行する統合行為等が上記の競争法に抵触する可能性があり、特にクロスボーダーのM&A取引における一つの論点となっている。

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更新日:2018年04月01日

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