[【クロスボーダーM&A】ベトナム投資の基礎知識 [マクロ経済動向]]

(2011/02/16)

【第6回】 ベトナム株式市場と上場企業(上)

トラン・ホアイ・ヴー
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ベトナムが市場経済への改革を進める過程において、資本市場の誕生は重要な転換点となった。前回紹介したように、1990年代前半から、国有企業の株式会社化(ベトナム風の民営化)と民間企業への移行を重視する政策が行われてきた。この国有企業の民営化に際しては、当該企業の株式が役員、従業員等の会社関係者などへ売却された。その結果、民営化の進展に伴い株式会社数が増加するとともに株主数も増えてきた。ベトナムの株式市場は、これらの株主が保有する株式を流通させ、更に新たな資金調達を行うことができる市場として徐々に形成されてきた。そして2000年7月にベトナムにおいて初めて証券取引センターがホーチミンに開設され、続いて2005年3月にはハノイ証券取引センターが開設された。ベトナムの株式市場は、誕生して未だ10年しか経っていない若い市場である。本稿は、この歴史の浅いベトナムの株式市場とそこに上場する企業群について基礎的情報を紹介する。

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