[データファイル [注目企業のM&A戦略を追う]]

(2015/01/14)

楽天

~スピード経営により世界を舞台にしたネット企業へ~

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1.はじめに

インターネット・ショッピングモール「楽天市場」を運営する楽天は、創業から20年に満たないうちに、年間流通総額(取扱高)5兆円突破(2013年12月期、5兆1259億円)、楽天市場出店店舗数4万店突破(2014年9月末現在、4万1718店)を達成した。現状、いわゆるEC(電子商取引)のみならず宿泊予約サイト「楽天トラベル」、インターネット銀行「楽天銀行」、ネット証券の「楽天証券」といった様々なサービスを手がけており、会員数9556万人(2014年9月末現在)を有する日本を代表するインターネットサービス企業に成長した。そして、その多くがM&Aを通じて楽天の傘下に入り、楽天グループの事業の一翼を担うようになったサービスである。社是にある「スピード!!スピード!!スピード!!」の文字通り、楽天はM&Aにより「時間」を買い、楽天グループのサービスの拡大と質の向上につなげてきた。

現在、同社の事業はインターネットサービス、インターネット金融、その他の3つで構成される(図表1)。





 

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