わが国の中小企業の多くが「事業承継問題」という企業の存亡にもかかわる重大な経営課題に直面する中で、最後の「切り札」としてM&Aの認知度が着実に広がりつつある。行政サイドの環境整備も徐々に進展しつつあり、地域金融機関や地方自治体などを中心に、中小企業のM&Aに対する取り組みは、今後ますます活発化していくとみられる。