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[【全体】M&A入門-M&A戦略立案からPMIまで(PwCアドバイザリー合同会社)]

(2015/06/24)

第1部 「M&A戦略」

第2回 「M&A戦略立案の基本ステップ②」

 西田 尚史(プライスウォーターハウスクーパース マーバルパートナーズ(現PwCアドバイザリー合同会社) シニアアソシエイト)

はじめに

 M&A入門連載2回目のテーマは「M&A候補の選定」です。

 このステップは、M&A戦略立案のフェーズ(実際のM&A取引が始まる前の戦略立案の段階。プレM&Aとも呼ばれます)の真ん中に位置づけられており、構築した自社の「M&Aを活用した事業戦略」に最も適したM&A候補先を選定するステップです。

       

 「M&A候補の選定」は、具体的には、①ロングリストの作成、②評価項目に基づく絞り込み、③ショートリストの作成という手順で行います。

       

 「①ロングリストの作成」では、M&A目的におおよそ合致する企業を抽出して投資候補先企業リストを作成します。このリストのことを業界ではロングリスト(=長い表)と呼んでいます。ロングリストと言うくらいですから、多くの数の企業がリストアップされており、まだ優先順位がつけられていません。

 ロングリストは、「②評価項目に基づく絞り込み」において評価され、絞り込まれます。この絞り込みの作業が「M&A候補の選定」のステップの中で最も肝となる作業です。M&Aは大きな投資ですから、「業界で評判が良い」といった曖昧で主観的な評価や、「優秀な経営者がいる」といった一面的な評価だけでM&A候補先を決めるわけにはいきません。M&A候補先が買い手にとっていかに魅力的であるかを、明確にロジカルに説明しなければいけないのです。そのために活用したいのが今回解説する「M&A候補先評価のフレームワーク」です。


プライスウォーターハウスクーパース マーバルパートナーズ株式会社

■筆者経歴
西田尚史(にしだなおふみ)
プライスウォーターハウスクーパースマーバルパートナーズ株式会社、シニアアソシエイト。東京大学法学部を卒業後、アビームM&Aコンサルティング株式会社(現プライスウォーターハウスクーパース マーバルパートナーズ株式会社)に入社。戦略構築からクロスボーダーM&Aのコンサルティング・フィナンシャルアドバイザリー業務、企業再生に従事。
 

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