[編集部から]

2021年5月号 319号

(2021/04/15)

次号予告と編集後記(2021年5月号)

次号予告

2021年6月号
特集:新連載企業変革手段としてのM&Aの新潮流
2021年5月19日発売予定 
※内容は変更されることがあります。タイトルは仮題です。

編集後記

■最近、新聞や雑誌で「脱炭素」の言葉をよく目にします。昨年、菅政権が誕生し、2050年までに温暖化ガスを実質ゼロにする方針が示されたことや今年2月にアメリカがパリ協定に復帰したことなどがその背景にあるのでしょう。
EUでは、自動車の生産から走行、廃棄までの全体でCO2排出量を評価する新規制が議論されていて、一部の自動車メーカーでは、取引先にも脱炭素の部品や素材の納入を求める動きがあるようです。また、企業のCO2排出量に応じて課金するカーボンプライシングについて、日本政府も検討を始めています。導入されれば、生産過程でCO2を大量に発生するような業界にとってはコスト増となって、実体経済に影響を及ぼすと予想されます。
M&Aに関しても、CO2排出量の多い事業や子会社の売却といった動きのほか、脱炭素を商機と捉えた新技術の取得や新市場への参入などの動きが増えてきそうです。(謙)

■ソフトバンクは、子会社のZホールディングスとLINEが経営統合し、3月から新ブランドの「LINEMO(ラインモ)」を開始しました。データ容量は20ギガバイトで月2480円(税抜き)という従来の料金より格安のプランです。新プランの特徴はLINEのトークや通話などがデータ消費ゼロで使える点です。今まで提供されていたのは50ギガバイトのプランだったので、それほどギガ数を必要とせず、スマホの維持費を抑えたいユーザーにとってメリットのあるプランと言えそうです。一方で、新プランではトラブルがあったときなど店舗や電話でサポートが受けられないそうです。そのため、新プランへの移行手続きからユーザー自身がWEB上で行います。スマホの設定やプランの仕組みなどが複雑化する中、お金を払ってでもサポートを受けたい人も多いのではないでしょうか。新プランを利用するのはスマホに慣れた一部のユーザーのみで新プランへ移行の流れはあまり大きくないかもしれません。(花)

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