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(2021/09/29)

三井物産、安永体制の6年間で社内風土の刷新と事業構造改革は進んだか

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 三井物産は2021年4月、安永竜夫氏(現会長)から堀健一氏へ社長交代した。6年前の15年4月、「32人抜き」で一執行役員から社長に抜擢された54歳の安永氏の就任は驚きをもって受け止められたが、当時の飯島彰己社長は、「若い感性で、既存の考えにとらわれないで社内の風土を変えてもらいたい」と語った。安永体制の6年間で社内風土の刷新と事業構造改革は進んだか。

 安永氏が社長就任1年目の2016年3月期、資源バブルの崩壊に直面し、資源事業で約2500億円の減損を計上するなど最終損失834億円と同社初の赤字決算に陥った。そこで安永氏は資源事業の収益改善と非資源事業の育成という事業構造改革に着手した。資源事業では鉱山の操業コストを下げ、市況でブレにくい収益構造への転換を図った。

 また、事業の撤退・見直しを大胆に手掛けた。2011年、世界の穀物需要増大を見込んで累計470億円を投じて子会社化したブラジルの農業生産・穀物物流会社マルチグレインAGが競争激化で赤字が続いたため、18年末に撤退を決め、営業を停止した。...

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