[【クロスボーダーM&A】ベトナム投資の基礎知識 [ベトナムマーケット概要](ワールディング)]

(2021/04/21)

ベトナムの食肉業界

谷口 正俊(株式会社ワールディング 代表取締役社長)
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大手企業の参入が相次ぐ牛肉畜産業界

 2021年3月、双日株式会社が、ベトナム最大手の乳業企業Vinamilkの孫会社であるベトナム畜産(Vilico)と牛肉製品の加工・販売を目的とした合弁会社「Japan Vietnam Livestock」の設立に合意したと発表した。

 昨今、ベトナムの肉用牛市場には大手企業の参入が相次いでいる。

 また、国内ローカル電機メーカーのAsanzoも、オーストラリア産肉用牛2.5万頭の畜産プロジェクトを発表した。投資総額約95億円をかけ、国内向けに1日当たり約50tの牛肉を出荷し、有機肥料の製造も手掛けるという。他にも、製糖大手Thanh Thanh Cong Group(TTC)とネイル用ニッパー製造最大手Nghia Nippers Corporationが立ち上げたKobe VN Beef Corporationでは、国内で神戸牛を飼育し、ベトナム産神戸牛肉を海外へ出荷している。畜産大手のHuy Long Anでは、日本の澤井牧場から技術移転を受けており、日本水準の和牛を飼育し、日本への輸出をおこなっている。…


株式会社ワールディング


株式会社ワールディング
TEL:03-5361-6455

■筆者プロフィール
谷口正俊(たにぐち まさとし)
1973年イタリア・ローマ生まれ。
早稲田大学商学部卒業後、(株)ベネッセコーポレーション入社。
同社退社後、2000年7月「教育を通じてより良い世の中へ」と、教育関連企業(株)ウィル・シードを共同創業、代表取締役副社長就任。大手企業400社の人財育成支援及び、全国の小中学校に新しいタイプの体感型教育プログラムを提供。
同社副社長を退任後、2006年6月、(株)アクティブリッジの設立に参加。
7年に亘るベトナム事業展開の後、2013年3月、(株)ワールディングを設立。
日系企業のベトナム進出支援、ベトナム人材採用・育成事業を展開中。
日本とベトナムを往復する日々を送っている。

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